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従客閑雅

ほんとうは「従容閑雅」なんだそうな(^^; 東琤(落塵庵主)がサイバーな世界でストレス発散。

「永遠の0」を読んで 

「永遠の0」が面白いから読んでみたらと相方に薦められ、今年になって読んでみました。読書感想文はまた機会がある時にでもと思います、とても面白かったです。今回は、関連して思うことを殴り書きします。



それにしても太平洋戦争の軍部と今のエリート官僚は似ていると思います。ミッドウェー海戦に関して、もう今まで有名人が何度もコメントしておりますので詳細は割愛します。将軍が武士でなく官僚であった悲劇によってもたらされた、敗戦であったと痛感します。同時にその事後処理がまたまた官僚らしく、お咎め無しで責任は取らずに降格もありません。通常敗軍の将は、敵に殺されなかったなら、降格が普通です。降格しないのは、王もしくは宰相くらいでしょう。

軍事官僚として優秀な人間が戦闘における優秀な将軍とは限りません。駄目だった場合はドンドン降格してゆくのが軍隊を強くできる方法です。官僚は冒険をしませんし、得点の高い方法ばかりを選びますから当然出世は上手にします。平時はそれも重要なことでしょう。が、そればかりに傾くといびつな人材配置になります。

ミッドウェーの敗戦により、和平工作の可能性が99%吹っ飛びました。
ミッドウェーに限らず、この直後の海戦においては、現代の軍略家からは信じられないという評がある戦いが多いのは事実です。

しかし、もっと掘り下げれば、東京都知事をやっている猪瀬さんの「昭和16年夏の敗戦」が指摘するように、数字を積み上げてみれば最初から負けていたのです。太平洋戦争はネトウヨなどが叫ぶ「大東亜共栄圏のためのジハード」という側面も否定はしませんが、一番の要因は石油であったと知らされます。元々アメリカと戦争をするはずではなかったのが気が付くとアメリカと戦争になっていたではお粗末です。

ロシア(ソ連も含め)の膨張主義、南下政策の脅威に曝され続けた日本の仮想的は常にロシアであったはずです。何故か蒋介石に手玉に取られてシナ事変が泥沼になり、最初ドイツが後にアメリカが軍事物資の調達をして協力しています。蒋介石も軍閥や匪賊が跋扈する無法地帯であった満州など日本にくれてやっても惜しくないと思っていたらしいのです。今問題にされている南京大虐殺にしても、指揮官が全部逃げてしまったので、兵隊は更衣兵として都市ゲリラになるしかなく、混乱を招き、分けのわからない状態で治安回復にあたったというのが学者の間では真相です。この南京進駐にしても大本営からの直接指示でなく、誘い込まれた下士官達の暴発によるものだったらしく、とても正式な軍事行動では無かったようです。しかし、この時も、誰も責任を取っておりません。

官僚はもともと、責任を取るという性格の職業では無いのかもしれません。そこは政治が旨く誘導してゆくべきなのでしょう。戦艦を沈めたら10点で巡洋艦から5点駆逐艦なら2点、輸送船なら0点だとしたら、輸送船など誰も沈めません。しかし、総力戦となった近代戦なら兵站こそ重要だという視点が絶対に欠かせません。

南方でオランダを撃破して油田地帯を確保し、油田も奪取しながら輸送する手段がいかにも貧弱です。16年の敗戦をシミュレートした擬似内閣が、指摘したにも関わらず予想通りに沈められて結局原油の確保は出来ていません。もともと、原油がなければシナと長期に戦うことが出来ないから始まった戦争が、このように国運をかけた総力戦においても杜撰この上無い計画で破綻すべくして破綻しました。

旧陸軍、帝国海軍は、先の国鉄、郵政、道路公団、いやいや現在の国政も似たり寄ったり。

おまけ、
アメリカは遅れて東アジアにやってきた帝国主義国。日本に遅れをとっては中国での権益を逃してしまうと必死に割り込んできました。気が付けば無法地帯であった満州に日本の衛星国家ができていました。当時コミンテルンのスパイであったホワイトによって秘密裏に書かれたハルノートとはいえ(スターリンはドイツと日本の挟み撃ちだけは避けたく、アメリカと日本を戦わせることに腐心していた)是を読めば戦線布告もへったくれも無く日本が軍事行動を起こすくらいは見えていたはず。してやったりと、日本と開戦できたまでは良かったのですが、あまりに日本を叩きすぎて中国が赤化してしまいました。そればかりか朝鮮半島も、日本までも。(多分米軍が駐留していなければ、日本も革命が起きていたでしょう。)しかして、アメリカは第二次大戦を起こし、朝鮮戦争を戦いながら中国での甘い汁を全く吸えず、踏んだり蹴ったり状態です。嘗ての兄貴(イギリス)のようにはいかなかったようです。
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[ 2013/03/23 14:35 ] ぼやき・雑感 | TB(0) | CM(0)
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Author:らくじん(rakujin)とうそう
『変わらぬ御世こそめでたけれ!』でも、人間平坦だとついついぼやきがち。庵主はサイバー上でぼやくのが趣味。HPの容量が無くなったので、仕方なくブログに移行、ブログ版ジョーク!!
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