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従客閑雅

ほんとうは「従容閑雅」なんだそうな(^^; 東琤(落塵庵主)がサイバーな世界でストレス発散。

魏志倭人伝考察 その3(青玉を出す) 

前回、「其山、丹あり」で邪馬台国について書きました。
今回は、その次にある『出真珠青玉』(真珠、青玉を出す)、真珠とヒスイを産出するという項目です。




我国において、ヒスイは糸魚川周辺でしか出ないという間違った先入観に支配されていたのでこの項は長い間無視しておりました。学校で習ったか、NHK報道によるものだと思いますが、それにしても私の知識も偏っていると今更ながら反省します。

さて、ヒスイには軟玉と硬玉の二種類があります。宝石としての価値が高いのは硬玉ですが、中国では硬玉は取れません。歴代の権力者は、西域にてこの宝石を得ていました。ですから、玉門関という地名も残っております。もっぱら中国で産出されるのは軟玉です、これは細工物に利用価値があり中国では重宝されています。

糸魚川で産出されるヒスイは硬玉です。見た目はほとんど区別がつきませんが、字の通りで、軟玉は軟らかくてナイフで削ることができます。

写真は、左が軟玉で右が硬玉です。
IMGP1385.jpg
含まれる微量な元素によって色は違います。夜、この石をLEDライトやレーザーを照射すると実に幻想的です。

さて、ご近所に石を拾ってきて磨くことを趣味としている方がおりまして、写真左のヒスイを置物としていただきました。長い間玄関の置物としていたのですが、ふと「これは徳島県内の河原で拾ったものではないのか?」と思いつき、尋ねてみたしたら、残念ながら長崎の海中だとのことでした。しかし、もしかして県内のヒスイに関して知っているのではと思い質問したが何もご存知なかったです。

質問はするものです。その方が今度は本を持って現れました。と、そこに阿波ヒスイ石の文字が躍っております。

無題


この本は、「日本の鑑賞石」1997年7月25日発行のものでした。

IMGP1395.jpg


IMGP1396.jpg

この事実を知り、石の愛好家を知人に持つ私の知り合いに「県内でヒスイの取れる場所は無いか?」尋ねると、勝浦川の上流域にあるとのことでした。灯台下暗しとはよく言ったもので、他にも石の愛好家は多く、拾ったものを持っているいる方もいるようでした。本によれば吉野川上流ですが、県内あちこちにヒスイはあるようです。

他にも、県内の鉱山を研究している方のブログを見ますと、ヒスイ探しを子供たちとした記事がありました。(その時は残念ながら見つからなかったと書いてありました)

県内中央部や阿南市西部には、日本で最古という地層もあり、蛇紋岩が多くみられますので、ヒスイがあっても何ら不思議なことではありません。

以上より、徳島県内は太古の時代「青玉を出していた」という記述は何ら不思議なことでは無いのです。
魏志倭人伝は事実に基づき正しいことを書いているのです。北部九州や奈良にヒスイがあるという話しは聞いたことがありませんが、調査する必要はありそうですね。

邪馬台国=>青玉を産出≒徳島県の山間部
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[ 2013/04/04 08:29 ] 阿波の古いこと | TB(0) | CM(0)
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Author:らくじん(rakujin)とうそう
『変わらぬ御世こそめでたけれ!』でも、人間平坦だとついついぼやきがち。庵主はサイバー上でぼやくのが趣味。HPの容量が無くなったので、仕方なくブログに移行、ブログ版ジョーク!!
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